学生のみなさんへ 私は、素敵なあなたにどうしても伝えたいことがあります。 就職を考えるとき、いろんなオプションがあってさぞかし迷っていることでしょう。 もしかしたら、もう、幼いときからの夢と希望に向かって、目標が決まっているかも知れませんね。 私にとっては、それはどちらも素晴らしいことだと思うのです。

ご存じのように、時代は急激な変化を遂げています。
私は6年前にはタダのお兄ちゃんでした。
才能もなく、学歴もなく、人生に対する目的も目標も持てずに、世の中を斜めに見てはいろいろ批判をしていました。

ただ、どうしても許せなかったことが、「人が人の命を奪ったり、生存の自由を狭めること」でした。

私には家族ができました。想定もなく、突然に、です。
ずっとひとりで生きてきたつもりの私にとっては福音であり、また重い責任でもあったのです。

そして私には譲れなかったものを形にするチャンスが現れました。
前にいた会社で社長の逆鱗に触れて、愛想を尽かされその場を立ち去ることになったのです。

今考えれば、これほどのチャンスがあるでしょうか。

私は、何も解らないまま、事業の世界に放り出されました。
インターネットのイの字も、データベースのデも知らず、随分バカにされたものです。
ある日突然に、私にはインターネットがすさまじい可能性を孕んだものであることが理解に入り込みました。
これは、どんな障害があっても、能力の限界があっても前に進まねばならないと思ったのです。

ちょうど、長女の愛は酷いアトピーで産まれていました。
インドで出会った助産婦さんと鍼灸師さんの女性二人に私と娘は救われました。これが自然療法との出会いです。

私にできることは素晴らしい変革を起こす自然療法にまつわるもの（当時は備長炭と木酢液、そしてわずかな薬草茶だけでした） を無限のつながりのあるインターネットで売ればどうだろうと、安直にこう結論したのです。

それなりの自学自勉は当然していましたが深い知識もない私に、自分の命や子どもの痛みに耐えかねたお母さんたちが頼りにして私に会いに来て下さったり、電話を頂いたり、メールが大挙して押し寄せました。

その、逃げられない、そして進むしかない状況の中から、私はあらゆることを学びました。
人はどうして病むのか、どうしたらそれは良くなるのか、何を語れば、相手を少しだけ幸せにできるだろうかと。

私はそのような器をもともと持っていた人間ではありません。
高校を卒業して、お金がなくガンの叔母を抱えて看病と仕事に明け暮れたとき、私は辱めもなく「おまえ、死ね！死んでくれたら青春が来る！」と伏している叔母に云いました。
いかに冷酷で、残忍で、酷いヤツだったかということです。
あなたは私よりずっとましな筈なのです。

酷い自分を抱えるのは楽ではありません。誰だって人を幸せにしたいし、経済的にも困りたくないし、誰かから頼りにされていたいだけなのです。

私は、与えられた人生を生きていく決意をしました。

会社を立ち上げたら、それなりに事業は順調に進みましたがあらゆることに追いまくらせる日々です。

決して働くということは楽ではないことをお伝えしておきます。
期待され、頼りにされることは楽しいことですが、それは自分と正面から向かい合う厳しい道でもあります。

ただ、毎日変化していく自分を眺めていることは、その先何があるのだろうと、知的に呼び覚まされる快楽があるのです。仮に肉体的に、精神的に疲れていても。

会社は徐々に大きくなりました。ただ、最初は人が定着しません。もっぱら忙しく、人生の夢や希望をスタッフと話し合う時間も取れなかったので、多くの人が疲れて辞めて行くことになります。
家族もバラバラになりました。
相手の気持ちをくみ取る余裕がなかったからです。

私は改めて考えました。
「何のために生きているんだろう。」
「誰を幸せにしたいのだろう。」
「いったい自分は何が欲しいんだろう。」

今も考えているのはあなたと同じことです。

最近はスタッフたちも助け合うことができるようになり、新卒の皆さんを2005年から募集できるところにまでこぎ着けました。

私から皆さんにお教え出来ることは決して多くはありません。
学のない人間は数字にもさほど強くなく、小手先のお金儲けもできず、心理学を修めたわけではなく、当然経済にもエリート起業家に比べたら弱いでしょう。
ただ、私はあなたと同じ気持ちを共有して、あなたの成長に関与することができると思います。

もしかしたら同じ夢を共有出来るかも知れませんし、私はあなたの中に経営そのものをお任せ出来る何かを発見するかも知れません。

もしあなたに熱い情熱があって、商売（私はビジネスという言葉よりも永続性を感じる商売という言葉が好きです）を通じて人の健康や環境保全、そして気づきに貢献したいと思っているのであれば、私はあなたとともに働きたいと思います。

「商いは飽きないに通ず。」

お金の計算には正直なところ飽きが来ますが、人の成長を喜ぶことに飽きは感じません。
お客様が幸せになることも、エネルギー高くなることも、そして私やあなたと同じように近くにいる人、遠くに住む人の幸せのために歩み出せることが出来るようになることは飽きるどころか幸せの極みです。

表面的には私たちが手がけている事業は通信販売です。
商品があって、初めて関係が成立します。

商品もまた、私たちもどこから知らず、生まれてきたのです。
あなたとおなじように、何らかの役割をもって、この世に生み出され、そして誰かによって媒介されて手に届きます。
それが作る人の
「人を幸せにしたい」
「もっと健康になって欲しい」
「私たちの命のベースである自然環境を大切にしたい」
「人の気づきと成長に寄与したい」
と一貫性を備えた品物であれば、誰かに知ってもらい、お届けしたいとは思いませんか？
自分の直接顔を向かい合わせることの出来る人に限らず、広く、大きく知らせていきたいと思いませんか。

私たちは、そんな素敵なものを、素敵な動機をもったあなたと一緒にそれに取り組みたいと思います。
そして、もっと次の社会が、満たされた気持ちと分かち合いの精神に基づいたものになることを私は知っていますので、その時代にも一緒に笑っていたいと思います。

これは私のあなたへのラブレターです。

情熱的で、おそれを知らず、自分の可能性を信じ、人を、自分を成長させたいと思っている若者、来たれ！

プレマ株式会社 代表取締役

※このメッセージは主に新卒者対象のものです。もちろん中途採用希望者の方にも読んで頂きたいものです。 中途採用に関する考え方やポリシーについては中途採用ページを併せてご確認下さい。