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社会貢献活動 - 鬼丸昌也氏と中川信男 対談(4)
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鬼丸昌也氏(テラ・ルネッサンス 理事長)と中川信男 対談(4)

■本当の健康とはなんだろう

「健康とはなんだろう?」とあらためて考えるのです

このことについて私の考えを少しお話させてください。私たちは「健康」や「環境」をキーワードにして営業しておりますが「健康とはなんだろう?」とあらためて考えるのです。多くの人は「病気じゃなくて、活気があって」といった状態を思い浮かべると思いますが、私は「本当の健康な状態」というのはこんな状態ではないかと考えています。

ここにAさんという人がいます。そしてAさんには大切なひとがいます。彼女だったり、奥さんだったり、子ども、友人、親せき、近所のひとなどいろいろだと思いますが、そうした大切なひとに何かしら「力」を与えられること、何か行動で示せること、何らかの好影響をもたらすことができてはじめて本当に健康な状態といえるのではないでしょうか。Aさん自身がいくらいわゆる身体的に「健康」な状態でも、人の気持を暗くさせるようなひどい言動をしてばかりだったり、人の不幸をかえりみないで自分のことばかりを考えているようでは、本当に健康だとはいえないと思います。

私どもはお客様に「健康」になる方法をご案内するのですが、もしもそれが自分本位な健康であれば、ぜひ健康にならないでいただきたいと思っているくらいです。その人がわがままな人生を送ることではなく、誰かとその健康な状態を分かち合って、誰かとすてきな状態をいっしょにつくる。そのためにエネルギーを使える状態がこそが本当に「健康」な状態です。

つまり、プレマがお客様に商品をご提供し、それが「環境にプラスである」「そのかたの健康にプラスである」と同時にそのかたの健康が誰かにとっての幸せにつながる、そういうプロセスが必要なのです。

そこで、この「ノート」です。プレマをご利用になったお客様にこの「ノート」をさしあげます。これは行きどころのなくなった千羽鶴の排紙を再生して作ったノートです。世界中から集まった千羽鶴が、広島市の「NPO法人千羽鶴未来プロジェクト」さんによって再生されています。ノートには寄付金が含まれていてテラ・ルネッサンスさんの活動や千羽鶴未来プロジェクトさんの活動に使われていきます。つまり、このノートは「健康」になるきっかけなんです。お客様はプレマで商品を購入された瞬間に健全なプロセスを手にしています。一見私たちから物を買っただけのように見えるけれども、じつは誰かのために貢献するという行動を自動的にしていただくことができるのです。

また、その人の新しい解釈や、新しいエネルギー、新しい行動などを通じて、周囲の人たちも元気になれると私は信じます。先ほどスリランカのアリヤラトネ博士のお話をしていただきました。「万人がその可能性を秘めている。大切なのはそれを信じることだけだ」という言葉ですよね。私はお客様にその「力」があると信頼しています。あくまでも商売人とお客様というだけの関係かもしれませんが、これも人と人との関わりです。その遠い関係性の距離、時空を超えて私はお客様の秘められている可能性を信じています。

その考え方はまさにぼくたちといっしょです

鬼丸 その考え方はまさにぼくたちといっしょです。

中川 ビジネスと社会貢献活動というのは一見すれば違うようですが、ここまでおうかがいしてきて、同じ土俵で同じ方向をめざしてやっているんだなぁと思いました。

鬼丸 そう思います。中川社長や佐々田常務とお話ししていて思うのは、ぼくたちと同じ根っこの部分をすごく持っていらっしゃるなぁということです。ビジネスとNGOという、表現方法が異なるだけで、目指しているものや感じ方、人との関係性、プレマさんだったらお客様との関係であり、ぼくたちは受益者や支援者との関係が、まったく変わらないんだと思います。

中川 テラ・ルネッサンスさんは非営利で活動されており、活動のバリエーションも多いと思いますが、今後とくに「力」をいれていきたいのはどういったところですか?

鬼丸 それはふたつあります。ひとつは個人のかたに対してどれだけ情報を発信できるかということです。とくに十代の子たちに発信したいと考え、学校機関と連携しています。今年からは単発の授業でも、スタッフが講演できるようになりましたので、たくさんの学校に行かせていただいています。大阪府枚方市の中学校はほとんどまわらせていただきました。二日間で朝から夕方まで二年生全クラスをまわるといった予定もあります。

中川 お話を聞く子どもたちはどんな様子ですか?

鬼丸 そうですね。彼らは反応が非常に鋭敏と申しますか、ストレートです。今の子どもたちは、ぼくたちのころよりずっと純粋なのかなと思います。だからこそおとなの基準で話をすると受け入れられなかったり、キレたり、学校に行かなかったりといったことになるんじゃないでしょうか。

私たちは講演の際にプロジェクターを使いますが、学校ではOHPを使ってお話をさせていただくことがあります。学校のOHPは古いものが多く光源が弱いので窓を閉め切って暗幕を閉めて話をするんです。平和学習というのはたいてい7月8月に行いますから、その時期、閉め切った体育館に千人の子たちが集まったら体感温度は45℃くらいになってしまいます。それでも1時間のあいだ聞いているのです。誰ひとりいなくなったりしません。感想文も非常にしっかり書かれています。

これは、ひとつは彼らが話し手が本気かどうかということを見ていて、ぼくらはもちろん真剣に話をしていますので、それが伝わるのだと思います。たぶん子どもたちは、命にかかわる話というものを、耳ではなく毛穴で聞いているのでしょう。これからもますます先生方に協力していただいて、子どもたちに働きかけていきたいと考えています。

ふたつめは、今回のプレマさんとの関係がひとつのモデルケースなのですが、日本のみならず全世界の企業とその従業員のかたともっとコラボレーションしていこうと考えています。これもぼくたちの使命のひとつです。日本のNGO、NPOは企業との連携があまりうまくありません。そういうことができているのは大手のNGO、NPOやユニセフくらいだと思います。ぼくたちはそれを進めていきます。なぜなら日本人の多くはサラリーマンで、会社の中でたくさんの時間を過ごしています。それならば会社で働くことがもっともっと誰かのために役立ち、なおかつ自分も会社も、また社会もよくするものであったなら、とても幸せだと思うのです。

本来仕事というのはそういうものであったのに、いつのまにか多くの人がそれを忘れて生活しています

中川 本来仕事というのはそういうものであったのに、いつのまにか多くの人がそれを忘れて生活しています。

鬼丸 仕事、働くということは、本当はもっとすてきなことなんだとぼくは思います。

中川 仕事は、人を幸せにするプロセスであったはずだと私も思いますが、それがどういう理由で今のように人の幸せと関係なくなってきたんでしょう。

鬼丸 どうしてでしょうか。そういえば、働くという言葉は「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味だと聞きました。

中川 本来働くことは周囲の人を幸せにすることなのです。

鬼丸 ぼくは年間120回のうち3分の1は企業をまわっています。日本にも本当にすばらしい企業がたくさんあります。沖縄教育出版という会社は朝礼を2時間されているんです。一人ひとりが主体的に働く会社をめざし、障害者雇用にもちからを入れており「人間尊重の経営」に挑戦しています。また、今度行く北九州市にあるBAGZY(バグジー)という美容会社はディズニーランドよりおもしろいのです。

中川 美容室ですか?

鬼丸 はい。十数店舗あるのですが「お客様が喜ぶことなら何をやってもいい」という方針です。従業員の皆さんが本当に満足していてお客様にもその満足が伝わってきます。こうした優れた企業ともっとコラボレーションを進め、働くことが「楽しい」だけでなくさらに社会貢献と密接に結びついていけば、「働くこと」イコール「より幅広い世界とのつながりを持つ」ことになります。

中川 子どもたちに伝えていくこと、企業とのコラボレーションで働くことの意味をもっと広げることに「力」を入れていくということですね。今日は幅広くお話をしていただきましてありがとうございました。本当に大きな意義のある活動です。

このインタビューをきっかけにテラ・ルネッサンスの活動に関心をもち、もっと深く知りたいと感じるかたもいらっしゃると思います。そのような場合どのように情報を伝えてくださっていますか?

今後も、皆さまがもっと支援をしやすくなるような方法を準備しておりますので、ぜひホームページにアクセスしてください

鬼丸 ホームページの内容をどんどん充実させていっておりますので、それを見ていただくのがいちばんいいと思います。ホームページからメールマガジンに登録していただきますと隔週または週刊でぼくたちの情報や現地での取り組みを紹介するマガジンをお届けします。また、今年の6月からホームページを通じてクレジットカードとコンビニ支払いで会費を納めていただいたり寄付をしていただけるようになりました。今後も、皆さまがもっと支援をしやすくなるような方法を準備しておりますので、ぜひホームページにアクセスしてください。

中川 プレマのお客様に関しては弊社でお買い物をしてくださるだけで、大きな金額ではありませんが、私たちがお約束している金額をテラ・ルネッサンスさんや千羽鶴未来プロジェクトさんにご提供することが決まっています。

私は最近、世の中の成功法則といわれるものをいろいろ研究してみました。成功する人というのは、自分自身が経済的に成功するなかで必ず世の中に対して貢献することを意識している人です。ある人は、これは社会貢献のための口座、こちらは次なる投資のための口座、そして自分の教育のための口座というようにお金の使途によって口座を分けておられました。そのような習慣がある人たちが成功するのだなということを見聞きして知りました。

投資家の神様ともいわれるウォーレン・バフェットさんは、ある日突然資産のほとんどにあたる3兆5千億円をビル・ゲイツ財団にポンと寄付されました。成功するかたというのは心に強い意志をお持ちなのだと思います。弊社のお客様も、さらに「力」になりたいと感じられたなら、自らテラ・ルネッサンスさんのホームページにアクセスし、アクションを起こしていただきたいと願っています。

すばらしい社会とはどんなものなのかといった夢のある話ができたらと思っています

また今後、私たちプレマ株式会社とテラ・ルネッサンスさんとが協力し、私どものお客様といっしょにカンボジアの地雷除去の現場や、いずれ願わくはウガンダの子ども兵の社会復帰を支援している現場を訪れるツアーを企画したいと思います。そのときは私も、現地でエネルギッシュな鬼丸さんやスタッフの皆さんと今後の社会について、すばらしい社会とはどんなものなのかといった夢のある話ができたらと思っています。

鬼丸 ぜひお越しください。

中川 それでは最後にプレマのお客様に鬼丸さんからメッセージをお願いします。

活動をご友人やご家族など、ひとりでもいいので伝えていただければうれしく思います

鬼丸 はい。プレマの商品をご購入いただいている皆さまは、購入することで自然に国際貢献ができるという、本当にすばらしい環境を選択されているんだなぁと感じます。このような選択をするひとがひとりでも増えればとてもすばらしいことです。プレマさんのホームページやぼくたちのホームページ、活動をご友人やご家族など、ひとりでもいいので伝えていただければうれしく思います。ぜひともよろしくお願いいたします。

中川、鬼丸 今日はありがとうございました。

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