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社会貢献活動 - 鬼丸昌也氏と中川信男 対談(3)
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鬼丸昌也氏(テラ・ルネッサンス 理事長)と中川信男 対談(3)

■プレマとテラ・ルネッサンスの出合い

中川 プレマ株式会社がテラ・ルネッサンスさんとご縁をいただいたのは去年のことでした。ありがたいことに、プレマには多くのお客様がいてくださって、利益も出ております。これまでは「日本赤十字社」や「国境なき医師団」などに寄付金というかたちで私たちの利益の一部を還元させていただいておりました。私自身、かつてカンボジアや東南アジアの各国をまわり、いずれは自分自身で直接的に社会貢献をしたいと感じていましたが、現実には忙しい仕事のなかでただお金を出すだけという状態に陥っていたのです。

そんなとき鬼丸さんとお会いして、強く感動いたしました。私より年齢の若いかたが、すでに現地でも支援活動をされ、国内でも広く伝える活動をされており、「すばらしいなぁ」と。私は事業家であり、まず第一にお客様に喜んでいただくことが大切ですが、いっぽうでお客様に私の知っていることや考えていることを伝えていくこともできると思っています。でも、ただ社会貢献のことばかりを伝えていくようになってもお客様にとっての魅力が減っていってしまうかもしれない。そのように思っていたところテラ・ルネッサンスさんと出合い、私たちが伝えたい社会貢献の部分で、テラ・ルネッサンスさんに伝道師となっていただくことができる!と思いました。

一度にたくさんではありませんが、お客様からお預かりした原資があり、それを積み重ねていくことで地雷除去が進み、子ども兵が最悪の人生を歩まないためのきっかけとなります。今の世の中の本質的にずれてしまっている部分、誤った価値観など、そこがさまざまな問題の原因となっています。鬼丸さんのお話は、そのことに気づかせてくれます。テラ・ルネッサンスさんの支援活動と情報発信の両面を支えていくということはとても意義深いことです。

テラ・ルネッサンスさんの支援活動と情報発信の両面を支えていくということはとても意義深いことです

鬼丸 ありがとうございます。

中川 私たちはこのような考えで鬼丸さんに社会貢献の部分を託しております。それと同時に、テラ・ルネッサンスさんの活動や経験をお客様や私たち社員にフィードバックしていただきたいと思います。プレマのお客様は間接的にではありますが、私たちを通じてその支援活動を支えるお金をお届けしているんですね。だからお客様にその活動を知ってほしいのです。そこでいま、鬼丸さんがプレマのお客様に「これだけは伝えたい」と思われることはありますか?

■与えているのではない

鬼丸 それでは、ふたつお話しさせてください。ひとつは、ウガンダの元子ども兵士の社会復帰を支援する仕事に関連して、今年11月にウガンダの現地スタッフが来日し全国で報告会を行います。京都では11月10日開催です。

そのときにウガンダの現地スタッフのトシャという25歳の女性がまいります。彼女はウガンダの出身ではなくウガンダの南にあるルワンダ、その南のブルンジという国の出身です。ルワンダやブルンジではフツ族とツチ族のあいだで1ヶ月間で80万人が死んだというような大虐殺がくり返されています。「ホテル・ルワンダ」という映画でご存じのかたもいらっしゃると思いますが、現実に親せき同士が殺し合うなどたいへん悲惨です。

彼女が7歳の時、学校に行ったらバリケードがしてあり、バリケードを越えて行くと死体の山だった、家に帰ったら今度は家が燃えていたという体験をしています。ひとりになった彼女は5つの国を渡り歩き、ウガンダにたどりつきました。彼女は英語をはじめ5カ国語を話します。「どうしてそんなに上手に英語が話せるのか」と尋ねたら、住みこみで働いた家のラジオやテレビから聞こえてくる音を聞いて覚えたり、その家のお嬢さんに「英語を教えてほしい」とお願いし「殴らせてくれるなら教えてあげる」と言われ30分間せっかんされた後で教えてもらったと言うのです。生きるためにはそうしてでも英語を覚えなければならなかったと。

彼らが変化をすることからぼくたち自身もまた学んでいるのです

そうやって英語が話せるようになった彼女はインド系の会社に就職し、ある程度高給取りだったのですが、自分の体験を子ども兵やウガンダ北部の人たちのために活かしたいと、私たちの世界に飛び込んで来てくれました。彼女の給料は今日本円で10万円くらいですが、その少ない給料から貯金をしていました。「日本に行きたい」から貯めているというのです。「どうして日本に行きたいのか」と尋ねると、私から「日本では年間3万5千人近いひとが自殺している」と聞いたからだと言いました。日本の人たちと、子ども兵士の体験や自分自身の体験をシェアすることで、もしかしたらひとりでも多くの人が「生きる」という選択をしてくれるかもしれないと言ってくれています。

元子ども兵も同じです。彼らは私の話を聞いて、日本のことを想ってくれるようになります。私たちは決して、ウガンダやカンボジアの人たちに「与えている」わけではないんです。たとえば、プレマ株式会社から提供された資金。それをただ与えているのではなく、提供することによって彼らが変化する、彼らが変化をすることからぼくたち自身もまた学んでいるのです。

中川 そうですね。私たちも学びたいと思います。

鬼丸 相手から学ぶことをしなくなったら、ぼくたちの支援活動も何も意味がなくなってしまうということを最近強く感じています。プレマさんを通じて、多くのお客様と、人と人とのつながりや人を思いやる心について、あらためてもう一度いっしょに考えていくことができたら、それはすばらしいです。

中川 ありがとうございます。

鬼丸 もうひとつは、異なる角度から見たり感じたりすることの大切さについてです。カンボジアの地雷除去の支援活動では、一個の地雷を除去するのに、人件費もふくめどのくらいのお金がかかると思いますか?

中川 どのくらいでしょうか。わかりません。

鬼丸 一個あたりほぼ10万円くらいかかるんです。

中川 結構かかりますね。

鬼丸 でも、これを地雷原の面積で考えると100円で1平方メートル、1000円で10平方メートルつまりおよそ畳6枚分なんです。このようにどんなに悲惨な問題があったとしても、どの方向から見るかによって感じる「重さ」が変わってくるということはよくあります。ひとつの問題を知って「悲惨だ」と感じることも大切ですが、それに対して「自分が何をどうしたらできるんだろう」と考えていくことが大事です。プレマさんとパートナーシップを組むことで、こちら側からしか見られなかったぼくたちも、また違った角度から見ることができるようになり、より問題解決に近づくのではないかと感じています。それはとてもありがたいことです。

中川 私たちも、ただ「こわいね」と言うだけでなく、自分には何ができるか、どうしたらできるかと考えたいと思います。

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