お客様と、私たちと、そして世界が一緒に喜べるものを
私たちの営みが、小さくても大きな夢を運ぶものとしての「なにか」をずっと求めていました。
ある日、私はある人を介して劇的な出会いに恵まれました。NPO法人テラルネッサンスの鬼丸君です。彼はまだ20代という若さですが、深い愛と強い情熱を持つ素晴らしい青年です。
彼はこのNPOを通じて、長い内戦で切り刻まれ、カンボジアの大地に潜む地雷に今も恐れおののく名もなき人びとの生きる権利を実現すること、そしてウガンダの幼くして傭兵として連れ去られ、人を殺すことを生き様としてインストールされてゆく少年兵たちに人間としての暖かみをもって生きることを応援し続けています。
一方、私の中には弊社の事業をなにか目に見えるかたちで、必ず世の中に役立てたいと、内側での響きがありました。
その2つのエネルギーが混ざり合って、寄付金を載せたこのノートを思いついたとき、そのノートは古紙再生紙であるべきと考えたのです。
そこに3つめの奇蹟が起きます。
それがこのノートの原料になっている紙のもと、千羽鶴との出会いでした。広島や長崎の慰霊塔に寄せられる千羽鶴は、その本質的な存在とはかけ離れてしまい、あまりの多さに廃棄処分されたり、無駄な税金を使い保存されようとしているのが現状です。NPO法人千羽鶴未来プロジェクトの重松まゆみさんは、この鶴の再生を通じ、祈る平和教育から再生する平和・環境保全・国際交流を望みます。
このノートは、この3つのエネルギーの種子に、お客様の購入を通じて、注ぐ雨を糧として育った果実です。必ずやこれを手にするひとは、自らの生まれた意義に気づかれ、そしてさらに成長されてゆかれることを、私はまざまざとイメージしているのです。
吉日 京都烏丸五条にて プレマ株式会社 中川信男 拝
ノートは千羽鶴70%の再生紙から作られています。ノートの製造費用と下の2団体への寄付金は、プレマ株式会社の売上から捻出しております。
1冊あたり10円がNPO法人テラ・ルネッサンスに寄付され、同法人を通じ、地雷除去や元子ども兵士の社会復帰などの活動費用に充てられます。さらに1冊あたり5円がNPO法人千羽鶴未来プロジェクトに寄付され、同法人を通じ、海外支援などの活動費用として使われます。 |
|